映画「JOKER」ざっくりレビュー(ネタバレなし)

 ずっと更新をサボってましたがこれはレビューしないわけにはいきません!

今月遂に公開されたのがこちら↓

 

『JOKER』

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 バットマンでお馴染みのヴィラン、ジョーカー単体の映画。

この映画の魅力をできるだけネタバレせずに伝えていこうと思います!

 

〈解説〉

 ジョーカーといえば近年ではダークナイトスーサイド・スクワッドでそれぞれ登場してきましたがまた別物、ジョーカーという悪役の誕生の物語となっています。

監督は『ハングオーバー!!』シリーズのトッド・フィリップス。とても面白いコメディ映画でしたが今回は全く別物のシリアスな作品となっています。

 ジョーカー役を務めるのはホアキン・フェニックス

僕が初めて見たのは『her/世界でひとつの彼女』の時。

名前を調べるまでは同一人物とは気付かないくらい、印象の違う役作りでした。

 

 

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まあひげとめがねのせいですね。

 

今回調べて初めて知ったのが兄はあの『スタンドバイミー』のリバー・フェニックス

どおりでかっこいいわけだ、、、

ジョーカーの渋かっこよさ、哀愁、狂気を見事に表現しています。

重要人物マレーフランクリン役はあのロバートデニーロ。渋い。

ヒロイン?役は『デッドプール2』でドミノを演じたザジービーツ!今回も美人です。

 

〈おはなし〉

 舞台はバットマン以前のゴッサムシティ。

母親と二人暮らしの貧しい大道芸人、アーサーがジョーカーに変貌するまでを描いています。

アーサーは突然笑ってしまう病気、母親は認知症。仕事も上手くいかず、ひとりぼっちのアーサーがある日地下鉄で有名企業のリーマンに絡まれ、、、

 

二転三転するストーリーに何が真実で何が妄想か、見ていて分からなくなるくらいにジョーカーとシンクロしていくことでしょう。

 

 

〈みどころ〉

 R15ではありますがそこまでグロくないです。エロもなし。

 

 これでもかというくらいにアーサーに不幸な事実が突きつけられます。

響き渡る笑い声が切ないのなんの。

 

アメコミ映画というにはあまりに地味で特殊能力なんかもありません。

やってることは人殺し、自己満、逆ギレ。

ただ、現代社会に生きる人にとってどこかジョーカーに共感してしまう部分があると思います。

逆境に立たされた時、選ばれし力を得て立ち上がるのがヒーローなら、ジョーカーは「何も得られなかった人」の代表。

ベクトルは違えど紙一重ゴッサムシティでは人々に讃えられる存在になっていきます。

 

 未来のバットマン、ブルースウェインも登場し『バットマンビギンズ』にも通ずるところがありますが見ていなくても全く問題ありません。

 

 お気に入りはトイレで踊るシーン、階段で踊るシーン、テレビ出演のシーン、、

などなど名場面はあげるときりが無いですが是非劇場で確かめてください!

 

 

 この映画は「仕事に疲れた時に一人で」観にいくのがオススメ。